仙台青葉祭りが行われた平成29年5月21日、本科16期生は、秋保温泉岩沼屋で古稀祝同期会を開催しました。卒業以来半世紀、初参加者や現役時代は中々参加できなかった仲間もおり、互いの風貌の変わりように戸惑いつつ、学生時代の面影と重なるまで、しばし巻き戻しに時間がかかった面々もおりました。北海道から九州まで全国各地から総勢32名の猛者が集結し、熱気盛んな時代を過ごした仲間同士、元気に古稀を迎えられたことを喜び合い、“これからも健康長寿で頑張ろう”のテーマを誓い合う賑やかで楽しい会となりました。
開会に当たり、中島・富田先生をはじめ、卒業生108名中この日を迎えることなく亡くなった12名の同期生に黙祷をささげ、冥福を祈りました。その後、学生時代の思い出や近況報告などの1分間スピーチが行われ、幅広い趣味や退職後の素晴らしい生き方に質問が続出。予定時間がオーバーし、ホテルから宴会開始の催促で途中ストップせざるを得ないほどでした。
そしてお待ちかねの宴会、九州から駆け付けた二階堂裕君の音頭で乾杯。メインの祝宴に入り、学生時代の思い出話に花が咲き、高橋繁君のオカリナ、吉野新平君の篠笛演奏等がさらに場を盛り上げました。最後に全員の健康長寿を祈念し、齋藤修君の三々七拍子、恒例となった全員で肩を組み合っての無線放浪歌で中締めとなりました。
その後、二次会に移り、加藤貞夫君、庄司正己君、伊藤憲一君等が次第に力を発揮し、カラオケマイク争奪戦が行われました。
翌朝の解散式に、本科15期佐々木幸三先輩の表敬訪問のハプニングがあり、3年後の同期会に又皆元気に再開しようと約束し解散となりました。その後、ゴルフ、学校訪問組に分かれ、2日目の行程が行われましたが、素晴らしい天気に恵まれ、盛会裏に古稀同期会を終了できました。
古稀を記念し作成した「無線塔(第3号)」は学生時代の思い出や近況などを綴った文集であり、近江みや(寮母)さんを始め、現在連絡が取れている92名中5割以上の48名から寄稿いただきました。表紙には、後藤豊君のお母さんが生前大事に保管してくれていた校章や襟章の写真が誇らしげに載っています。同期会に参加できなかった面々にも後日配布し、情報交換に役立つと大変好評でした。
(本科16期 赤井澤正利)