2019年10月13日(日)。規格外れの大きさで史上最大級の台風19号「ハギビス」が通り過ぎた日本列島の朝。雨が止んでくれる事をただただ祈った甲斐もあり、仙台上空は青空で晴れ渡りました。
数か月前から予定していた毎年恒例の仙台電波高専同窓生によるゴルフコンペ「松韻杯」は、新幹線や高速道路で移動するはずだった遠方組は残念ながら来られず、在仙組の少人数だけで開催か中止かと難しい判断を迫られていました。しかし報道のテレビ画面に映し出された映像は列島各地で起こっていた河川の氾濫による洪水、土砂崩れ、インフラ寸断、等想像以上のもので言うまでもなくゴルフ場も閉鎖となっており残念ながら今年の開催は中止ということになりました。
しかし、夜に予定していた反省会だけでもやろうと、来られる人だけ仙台駅前のいつものお店に集まり飲み会が始まりました。元ラグビー部員のメンバーが多い事もあり、今、日本全国で大いに盛り上がっているラグビーW杯の日本代表vsスコットランド代表の決勝トーナメント進出を掛けた大一番を、お店の大画面で声援しながら観戦しました。
日本代表のユニフォームやTシャツを着て試合会場との一体感の気分を出してのパブリックビューイング。試合は前半先制されながらも、すぐに同点に追いつき、その後逆転・追加点と会場のムードは最高潮に。最後は固いディフェンスでリードを守り切りノーサイド。予選全勝で史上初の決勝トーナメント進出を決めました。来られなかった人ともSNSで実況しながら大いに盛り上がり、ハイタッチをして夜の部を終了しました。ゴルフの集まりのはずがいつの間にかラグビーのサポーター集団になっていました。使わなくなったゴルフの景品はみんなで分け合い、来年の再会を約束してそれぞれの帰路へ散っていきました。
卒業して30年以上経っても変わらない仲間との交流の輪は何事にも代えがたい財産であり、今後も毎年継続していきたいと考えています。来年は台風が来ませんように。
電波通信学科13期 伊勢能基